脱★下請け経営者への道 Vol 1

大手企業の中国から新興国への生産工場シフト少子高齢化、
情報化社会、価値観の多様性etc

パラダイムシフトをどう読むか?
連載でお届けします!

脱下請け 下町ロケットになれるか?

あなたは昨年あの「下町ロケット」をご覧になっただろうか?

阿部寛率いる下町の金属加工部品メーカー「佃製作所」が自社の強みを
活かし、品質問題や競争相手に打ち勝ち見事国家企業である
帝国重工製のロケットの重要パーツに搭載され宇宙に向って
打ちあがるロケットを感無量に見上げるラストシーンが 感動的でした。

「佃製作所」は厳しい基準のロケット業界で培った独自の技術を
難病で苦しむ医療業界へ展開して行く事になりましたね。

ドラマの中で阿部寛が演じる「佃社長」の行動・言動を見ていて
気づいたのは、官僚的な国家企業である帝国重工に対して「対等」な振舞いでした。

それは「横柄な態度」では無く、自社の保有技術や社員の能力を
充分理解していて、例え相手が国家企業であろうとも自分の信念は 貫き通す態度でした。

実際のビジネスではなかなか、あの様な人物に出会う事は少ないですね。

大企業である元請けの言う事には、不条理でも逆らえないのが
本音なのではないでしょうか?

下請部品メーカーの厳しい現状

バブル経済の終わりと共に、出口の見えない長いデフレ経済。
2008年にはリーマンショックもありました。

大手家電メーカーは軒並み経営不振に陥り、リストラ、
工場閉鎖、子会社の身売り 最近ではシャープが台湾メーカーの傘下にはいる様です。

そう言った大企業の経営施策はマスコミが取り上げますが、
その陰で なんとも言いようが無い理不尽な対応を迫られているのが、
中小零細下請部品メーカーでは無いでしょうか?

「中国価格」と言って値引きを強要されたり、急に注文が来なくなったり
見下している様な対応をしますよね。

その様な「徳」の無い経営をしてるから、
中国・台湾・韓国に追い越されるのではないでしょうか?

それでは、戦後日本の高度経済発展期をモノ造りで支えてきた
中小企業は今後どうすればよいでしょうか?

「大きな旗」を掲げる

考えてみてください。
今や大企業となった有名企業も起業した時から大企業だったのでしょうか?

ソニーを創設した1人である井深 大さんは
「東京通信工業株式会社設立趣意書」を作成して、
戦後の焼け落ちたビルから事業を開始しました。

その趣意から、最初に作ったのは、戦後満足な暖房も無く、
寒さに震える人達を救うため、座布団に電熱線を仕込んだ電気座布団でした。

本田技研を創業した本田宗一郎さんは本田技研が
浜松の町工場だった頃,毎日ミカン箱の上に立ち「ホンダは世界のホンダになるぞ」と
スローガンを従業員の前で語っていました。

トヨタ自動車を創設した豊田喜一郎さんは、
前進の豊田自動織機の財産を全てつぎ込み破綻寸前まで行きました。

この様に、後に大きな会社に成長するには共通した何かがあるのです。

それは経営者の強い「信念」と「理念」。
それと経営資源を投入する「決断」です。

全てに言える事は「大きな旗をあげる」と言う事です。
そして「一度上げた旗は降ろさない」事ですね。

如何でしたでしょうか?

次回はあなとの「強み」と「理想のお客様像」に迫ります。

○今日の問い

「あなたはどんな大きな旗をを挙げていますか?」

本日もお読み頂きありがとうございました。
ご意見・ご質問お待ちしております。

投稿者プロフィール

丸山一樹
丸山一樹
特定非営利活動法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 経営士 丸山未来経営研究所 代表所長 ■ 主な執筆活動 「近代中小企業」(経営者向け専門誌) 「東洋経済オンラインニュース」 http://toyokeizai.net/articles/-/95664 ■ 経営者向け勉強会 決算書を読み解けず、会社のお金の流れにドンブリな経営者に「お金のブロックパズル」を使って視覚的に誰でも一瞬で理解出来る「脱★ドンブリ経営実践セミナー」を定期開催している。 ■経産省認定 経営革新等支援機関(関財金1第587号)