決算書は経営の意思決定には使えません その3つの理由

決算書は納税目的に作成された過去の「死亡診断書」
だと本ブログでも度々書いて来ました。

実際の経営者からのヒアリングでも決算書を読み解き、
経営の意思決定に使ってる経営者は皆無です。

そのナゾを解き明かします。

 

決算書の落とし穴 その1

先ずその1として、パっと見が分からない。
損益計算書は何とか読み解けても貸借対照表が分からないと言う方いますよね。

何で資産と負債の合計額が一致しなければならないのか?
経営の意思決定とは何ら関係ありません。

「この新事業に挑戦すべきか?」
「優秀な社員を何人採用するか?」
「新しい仕入れルートを開拓するには?」

これらの意思決定に冒頭の表で意志決定出来ますか?
意志決定に重要なのは、スピード感です。

今決断しないと、未来の事業に影響を与える案件に対して「う~ん」
と考え込む資料は役に立たないのです。

 

決算書の落とし穴 その2

その2は時間の概念が過去目的と言う事です。
会計期間○○年〇月~○○年〇月と過去の納税目的でつくられたものです。

それは国が法律で強制しているだけです。
経営者にはある意味どうでもいいのです。

逆に未来の会計期間となっており、そこに未来の売上や利益が
書いてあったらワクワクしませんか?

それと、売掛金や買掛金はいつ、回収できるのか?
いつ引き落としになり資金は回るのか?

借入金はいつまで続き、毎月の返済はいくらか?
早く返済する方法はないのか?

これらの知りたい情報も皆無です。
ですから、この場合は「資金繰り表」を作らなければなりません。

 

決算書の落とし穴 その3

その3は多分殆どの経営者が感じている事です。
それは二つに分解されます。

「過去の遺物」と「難解・面倒」という事です。
過去の遺物とは、決算書の元となる試算表を税理士が作ってくれますよね。

いつ出てきます? 2週間後? 1ケ月後?
そんな過去の事を言われても経営者は全然響きません。

毎日が勝負の連続であり、それは未来にお金を残す活動だからです。
実際に聞いた話で、
「決算書を見せて下さい」と銀行員からいわれ
「決算書は税理士先生の事務所にあります」と言われた社長がいるそうです。

これはちょっと度が過ぎますが、それぐらい興味がない証明ですね。

それに発破をかけるのが、「難解・面倒」な事です。
難しい会計専門用語のオンパレードで、ルールも煩雑、毎年変わる税法に縛られる。
例えば「減価償却費」と言う勘定科目があります。

実際にお金の出がない費用が計上されています。
なぜか? 税法で決まっているからです。

やりたい事を実現させたい事とは関係ありません。

もうひとつの「面倒」とは決算書は損益計算書と
貸借対照表という2種類の次元の違う書類から構成されています。

その二つをパラパラめくらないといけないのです。
如何でしたでしょうか?

決算書が経営の意思決定に使える事は、非常に限られている事が
お分かりだと思います。
ですから、経営の意思決定に使うのではなく、納税目的とわりきりましょう。

法律やルールに従うのは、当たり前ですからね。
では最後にどうすれば経営の意思決定が早く、
納得した上で出来るのかご紹介します。

今まで見てきた3つの落とし穴をすべて潰し込めばいいのです。

復習しましょう。

その1 パっと見分からない。
その2 時間軸が過去で未来の概念がない。
その3 2種類の書類で難しい

でしたね。
では解決策をご紹介しましょう。

その1 パっと見で会社の利益が見えるお金のブロックパズル図付き
(下の図を参照してください。)

その2 時間軸は未来の日付けとなっている。

その3 1種類の書類で意思決定に必要な数字は色分けされている。

如何でしたでしょうか?

こんなツールがあったら毎日経営の意志決定が出来そうですよね。

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投稿者プロフィール

丸山一樹
丸山一樹
特定非営利活動法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 経営士 丸山未来経営研究所 代表所長 ■ 主な執筆活動 「近代中小企業」(経営者向け専門誌) 「東洋経済オンラインニュース」 http://toyokeizai.net/articles/-/95664 ■ 経営者向け勉強会 決算書を読み解けず、会社のお金の流れにドンブリな経営者に「お金のブロックパズル」を使って視覚的に誰でも一瞬で理解出来る「脱★ドンブリ経営実践セミナー」を定期開催している。 ■経産省認定 経営革新等支援機関(関財金1第587号)