売れないネーミングの1パターン

売れるネーミングと売れないネーミングの差は何でしょうか?
売れないネーミングのパターンを知ればそれを回避すればいいのです。

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「売れないネーミング 売れるネーミング」でも解説はしていますが、

「売れないネーミング」の1パターンを紹介します。

意味不明=売れないネーミングは集客できません!

「売れないネーミング 売れるネーミング」でも書きましたが、
人間社会は「ことば」で成り立っています。

全ての物にことばがあります。
ですから、ことばが無いのは存在しないのと同じです。

また、ことばがあっても伝わらないのも存在しないのと同等です。
それを証明する事例をあげます。

私の家の近所に国道があります。
その沿線上に昨年オープンしたラーメン屋(たぶん)がありました。
そのお店の看板は、背景が黒塗りで金色の文字で「〇代目 〇煙」と書いてありました。
(名誉のために全てを公開するのは止めておきます)

以前このお店の前を通った私は「やばい」と思いましたね。
その勘は的中し、今年に入り閉店しました。
1年も営業していません。

なぜだか分かりますか?
そうです。 何屋かわからないのですね。

一軒お隣に中華そばの店がある環境も良くないかもしれませんが、
あまりにもネーミングが良くないです。
(ちなみに、一軒隣の中華そば屋は見事です。この後紹介します)

では、その閉店したお店のネーミングの解説をしましょう。

1.「〇代目」  なぜそれが集客になるのでしょうか?
  江戸時代から続く老舗でブランド力があるならいざ知らず何の〇代目かわかりません。
  そもそもお客さんにはそんなの関係ないのです。

2.「〇煙」ラーメンと掛けているのでしょうか?
  それとも特殊な製麺技術でしょうか?
  全くわかりませんね。

3.看板の背景が黒塗りで金色の文字でかかれています。
  なんか 店主がこわそうな感じがします。
  またそっち系の人が客として来るイメージもあります。

  お客さんは、そもそもあなたの商品を買おうとはしていません。
  また買おうと思ったら、必ず他と比較します。

  もしかしたら、このラーメン屋さんは、本当は行列が出来る
  お店になっていたかもしれません。

  とするならもったいないですよね。

普通 ラーメン屋をオープンさせようと思ったら
初期投資3,000万円位いると思います。

仕入れ、従業員の給料、経費、返済を考えたら
1日何人のお客さんが来店して、どの位の粗利が必要と目標を立てるはずです。

近くにライバル店が多数ある中、粗利を確保する事に真剣ならば、
この様な看板とネーミングにはしないと思います。

それとネーミングを「自己流」で考えるのは止めましょう。
自己流で行うと、必ず「商品」に目が行きます。

何度も言います。
お客さんはあなたの商品を買おうとはしていません。

としたならば、どうやったらお客さんの足を止めますか?
「商品」ではなく「イメージ」「事」にフォーカスしましょう。

では その一軒隣の中華そば屋さん。
一面黄色の看板に、赤字で中華そば「〇楽」と書いてあります。
字体も和やらかです。

このお店は私が知る限り5年以上営業しています。
一つづつ見て行きましょう。

1.黄色と赤は人の注意をひきつけます。

  信号がそうですよね。 黄色で注意を引き赤で人を止めます。
  これだけでも「プロ」が関係していると思います。

2.商品はシンプルで「中華そば」のみ。

  あれや これや書いていない。
  あれや これや書くとお客さんはわからなくなります。

  一瞬でお客さんの足を止めるにはシンプルなほうがいいのです。

3.ネーミングもシンプルで、幸せ感があります。

  このお店の私のイメージは、
 「50代の人がよさそうなおじさんが昔ながらの懐かしい中華そばを
  提供してくれ、且つパラパラチャーハンも頂けそう」です。

  で、行ってみたら本当にそうでした。
  とするとリピーターになるお客さんが増えそうですね。

如何でしたでしょうか?

まとめますと

・ネーミングはシンプル且つわかりやすいことばを選ぶ。

・商品ではなく、お客さんにイメージさせるように工夫する

・自己流でなく、プロにお願いしてネーミングを設計しましょう。

売れないネーミングは、大変な結果となりますので慎重に考えましょう。

投稿者プロフィール

丸山一樹
丸山一樹
特定非営利活動法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 経営士 丸山未来経営研究所 代表所長 ■ 主な執筆活動 「近代中小企業」(経営者向け専門誌) 「東洋経済オンラインニュース」 http://toyokeizai.net/articles/-/95664 ■ 経営者向け勉強会 決算書を読み解けず、会社のお金の流れにドンブリな経営者に「お金のブロックパズル」を使って視覚的に誰でも一瞬で理解出来る「脱★ドンブリ経営実践セミナー」を定期開催している。 ■経産省認定 経営革新等支援機関(関財金1第587号)