「会社にお金を残す技術」目的別に銀行口座を5っ作る

キャッシュフローコーチⓇの丸山一樹です。

今回は、キャッシュフローコーチⓇの持つノウハウ
お金のブロックパズル」から目的別に銀行口座を5っ作るお話をします。

これは、マイク・ミカロウイッツ氏の著書
「PROFIT FIRST」~お金を増やす技術~で紹介されている事を
参考にお金のブロックパズルと掛け合わせてみました。

お金を目的別に銀行口座に自動的且つ強制的に振り分ける事で
資金ショートを防ぎ、会社のお金がガラス張りとなり、
利益を上げることにフォーカスするマインドセットが整います。

会社のお金は目的別に銀行口座に振り分ける

「PROFIT FIRST」を読み終え衝撃を覚えました。
なぜならば、私自身がこれを実践出来ていなかったからです。

潜在的に必要性を感じていましたが、切り口が思い浮かばず、
放置していたところに、この「PROFIT FIRST」と出会い
スッキリ雲が晴れたようになり、早速実践しました。

キャッシュフローコーチⓇの十八番「お金のブロックパズル」を
使ってその手法を解説します。

上の図をご覧ください。

先ず売上入金専用の口座を決めます。
普通、ここから支払い、税金まで一色単で運営してませんか?

それだと、資金の動きが見えなくなるのです。
特に法人税や消費税の支払いが来た時、慌てる事がないですか?

一つか二つの受け皿だけだと、塊が大きく見えます。
しかし、意外に会社にお金は残らないものです。

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本題に戻ります。

ですから、年に一度か二度の納税時期になると、
「納税する金額が足りない、または支払うと他の支払いが足りない」
事象が出てきたりします。

ではどうしたらいいでしょうか?
ひとつひとつ見ていきましょう。

運転資金と金庫資金を分ける

①売上入金専用口座
これはわかりやすいですね。
振込であれ現金であれ回収したお金はココにプールします。

②支払い専用口座
変動費(仕入れ等)、人件費やその他の運営経費。
売上入金口座で入金額に変動費(原価率)と固定費率を掛けて
この口座に振り替える。

図でいくと、100の入金があった場合、90をこの口座に
振り替えます。

残高は10となります。

③利益口座
売上に対して営業利益率を掛けて、この口座に振り替えます。
事例では、10%ですから10ですね。

④税金口座
ここからがミソです。
マイク・ミカロウイッツ氏はこの口座は普段取引がないとか、
遠方など、手を付けにくい銀行にしなさいと言ってます。

つまり安易に引き出せないような仕組みをとるのですね。
「税金はあなたのお金ではない。政府に支払うために一時的に預かっているだけだ」
とミカロウイッツ氏は力説しています。

利益口座から、税率を掛ければいいのです。
事例では、30%として、3ですね。

⑤繰越金口座
ミカロウイッツ氏は著書の中で「金庫口座」と言っています。
また、ネーミングはその人の自由だとも言ってます。

キャッシュフローコーチⓇ的には、翌期に繰越できるお金=自由に使えるお金
です。

ここは経営判断となります。
よく検討した上で、処分案を決める上で安易に使えないようにした方が
良いようです。

脱★完璧主義でOK!!

一見、面倒くさそうですよね。
実はそうでもありません。

キッチリやろうとすると折れそうになると思います。
そんな必要はありませんし、ミカロウイッツ氏も
そう言ってます。

ここはキャッシュフローコーチⓇとミカロウイッツ氏が
完全に一致しているとこです。

月2回位、通帳を見て、上記の「率」は過去の実績値+固めで
細かい端数は丸めてOKです。

「精密ではないが、遠からず」で全然OKです。

この仕組みが出来ていない事を考えれば、ものすごい進化ですよね。

銀行に5っの目的別口座を作る真骨頂

最後にここまで読まれて気づいたことはありますか?
そうです。

売上入金口座は、直ぐにカラになる事です。

それらは、仕入先への支払いや、社員の給料支払いに消えます。
そして来るべき税金にそなえたり、銀行への返済、万一の備えetc
売上至上主義ではなく「PROFIT FIRST」なんです。

そしてあなたは、売上入金口座に常にお金がない事を直視して、
更に売上を稼ぐアイデアを考えたり、行動にでたりします。

真骨頂はココにあると、「PROFIT FIRST」で
マイク・ミカロウイッツ氏は主張していると思いました。

 

 

投稿者プロフィール

丸山一樹
丸山一樹
特定非営利活動法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 経営士 丸山未来経営研究所 代表所長 ■ 主な執筆活動 「近代中小企業」(経営者向け専門誌) 「東洋経済オンラインニュース」 http://toyokeizai.net/articles/-/95664 ■ 経営者向け勉強会 決算書を読み解けず、会社のお金の流れにドンブリな経営者に「お金のブロックパズル」を使って視覚的に誰でも一瞬で理解出来る「脱★ドンブリ経営実践セミナー」を定期開催している。 ■経産省認定 経営革新等支援機関(関財金1第587号)