お金のブロックパズルを使って大塚家具を15分で読み解く!

キャッシュフローコーチⓇの丸山一樹です。

何かとニュースになる(株)大塚家具の決算書から
お金のブロックパズルに必要な数字のみ抜き出し図にしました。

この間、約15分。

さて、あなたならこの図から大塚家具の課題点を
どのように読み取れますか?

是非、チャレンジしてみてください。

大塚家具のお金のブロックパズル

キャッシュフローコーチⓇが新規のクライアントと
先ず初めに行う作業が過去3年間の決算書から数字を抜き出して
俯瞰的に視える化する「キャッシュフローまるわかりシート」です。

本当は過去3年間のお金のブロックパズルから
「目についた特徴」「考えられる原因」「初めの一歩(対策)」と
それらを踏まえ、これから1年間の理想のお金のブロックパズルを描きます

(画面の関係で省略します。 この資料欲しい方は編集後記で)

それはクライアントの社長に質問をしながら作成します。

よくテレビに出る大塚家具の社長さんと私は面識はないので
ここでは、キャッシュフローコーチⓇとして
読み取った事を書きますね。

大塚家具のお金のブロックパズルは危険信号です

結論から申し上げますと、大塚家具の経営状態は
危険信号のシグナルが点灯しています。

1点、1点見ていきましょう。

あっ その前にデータの出所と私の見解の前提条件を
前置きしますね。

まず、大塚家具の決算書ですが、大塚家具は上場企業なので
公開しなければなりません。

公開の仕方は、有価証券報告書や決算短信です。
大塚家具のホームページのIR情報で公開しています。

今回は、簡易的な「決算短信」からデータを抜き出しました。

それと決算短信には数字のみでなく、その分析や経営課題も
記されていますが、一切見ていません。

ですから、これから私が読み取れた大塚家具の見解は
あくまで、私個人の見解として読んでみてくださいね。

キャッシュフローの減り方が異常

売上や仕入れ、人件費等の推移も大事ですが、
キャッシュフローコーチⓇは先ずココをみます。

なぜならば、キャッシュフロー(手元に残ったお金)が
消滅すると会社も消滅しますから。

黒字倒産と言う事象もありますように、
キャッシュフローは事実であり、人間の体で言えば血液なのです。

平成27年末にあった10,972百万円が3年後の平成29年末には
1,807百万円なんと91億6千百万円も減っています。(84%減)

単位が大きいので、千円単位で皆さんの家計で当てはめてみてください。

10,972千円の貯金が、1,807千円になったのと一緒です。
916万円を何に使われたのでしょうか?

高級車?
マイホームの頭金?
子供たちの教育費用?

今後の家計がプラスで、且つ使った916万円が将来更なる
収益を生めば良いですか、どうでしょうか?

プロフィットファーストなんです

話を大塚家具に戻しましょう。
キャッシュフローが84%も減っているので、何かに使ったわけですよね。

お金のブロックパズルで固定費はむしろ下がってますから、
何かに投資をしているはずですね。

ちなみに借入はないようなので、銀行への返済ではないですね。

とするとバランスシート(貸借対照表)の資産が増加している可能性が高いです。
(15分で読み解いているので、バランスシートは見てませんが…)

仮にそうだとすると、利益がでなければその投資は有効なのか
見直しが必要です。

大塚家具というと、ニュースで先代社長であるお父様の高価格路線
からの脱却を娘さんである現社長が進めているみたいですよね。

その是非は、私にはわかりませんが、一つ言える事は
「売上」にフォーカスされているようです。

上手く行く経営は実は「売上」は2の次です。
「プロフィットファースト」(利益)なんです。

この「プロフィットファースト」は米国の破産しかけた
元経営者であるマイク・ミカロウイッツ氏が自分の経験から
警笛をならしている本です。

日本でも出版されています。 是非、読んでみてください。

キャッシュフローコーチⓇ的に言うと
「キャッシュフロー経営」です。

売上から回収されたお金は直ぐに消えます。
ここで大塚家具のブロックパズルをもう少しみてみましょう。

平成27年から28年は売上が20%減、29年は11%減。
粗利率は平成27年、28年共に53%台で推移。

よく管理されてますね。

ちなみ製造業の業界平均は50%前後なので、問題なさそうです。
(平成26年以前がもっと高く、下降しているなら問題です)

しかし、平成29年は51%と2%減っています。

売上が11%減っていますが、変動費は6.7%しか減ってません。

これは、数量が減って変動費のコスト低減が出来なかったか、
数量は同じレベルで、「値引き」をしている可能性があります。

どちらかに原因があると思われます。

粗利が固定費を賄い切れず赤字


平成28年と29年は、46億、51億の営業赤字です。

これは、図でもわかるように粗利が固定費を賄いきれていないのです。

(本当はお金のブロックパズルを描く時、赤字の場合、下に出っ張りますが
まるわかりシートはエクセルで作られており、それは難しいので
赤字表示しています)

この状態は、緊急かつ重要な問題です。

残念ながら、人件費とその他の経費の内訳は公開されていないので
人件費が粗利に占める割合「労働分配率」がどの位であるか?
が知りたい所です。

おそらく大塚家具は、これだけニュースになっているので、
そこは社長以下、厳しく管理していると思われます。

とすると、その他の経費にメスをいれるべきですね。

多分大塚家具の場合、高い賃借料を払って営業しているのでは
ないでしょうか?

それが元がとれた時代は良かったかもしれませんが、
今は金食い虫になっていませんか?

もう一度いいます。

「プロフィットファースト」です。

キャッシュフローは底を尽きかけています。

 

如何でしたでしょうか?

 

*********************編集後記************************
私は大塚家具とは何の関係もないし、詳しく分析したわけでもないので、
的を得ているかわかりませんが、お金のブロックパズルを使えば、
15分でこの程度は読み解けるようになります。

お金のブロックパズルを学びたい方は、最下段にある
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作り方を学んでくださいね。
https://mirai-keieiken.com/mailmagazin/

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(冒頭のキャッシュフローまるわかりシートも解説して
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投稿者プロフィール

丸山一樹
丸山一樹
特定非営利活動法人 日本経営士協会 首都圏支部役員 経営士 丸山未来経営研究所 代表所長 ■ 主な執筆活動 「近代中小企業」(経営者向け専門誌) 「東洋経済オンラインニュース」 http://toyokeizai.net/articles/-/95664 ■ 経営者向け勉強会 決算書を読み解けず、会社のお金の流れにドンブリな経営者に「お金のブロックパズル」を使って視覚的に誰でも一瞬で理解出来る「脱★ドンブリ経営実践セミナー」を定期開催している。 ■経産省認定 経営革新等支援機関(関財金1第587号)